2022年5月3日(火)  
ハマシギ・メダイチドリ・・・お腹がすいた、どこかに降りたい。

ゴールデンウイークはお腹をすかせた鳥達の忍耐の季節です。

本日キアシシギは16羽と前年比で少し少なめ。やっと集合場所
が固定されつつあります。まだ居る冬鳥スズガモと記念撮影。


2日ほど前は、海上の浮き球の上他、2ヶ所に分かれて集まって
いました。


まだ、潮干狩りの人が居ない海岸でゆっくりとお食事をします。


人が来ると集合場所から全員逃げ出します。夕照橋方面にすべ
て飛び去り、野島全体に拡散します。
こちらは夕照橋近くで。


本日、野島に飛来した第一陣の5羽であります。9時27分に飛来
し食事開始。潮干狩りの人に干潟を追われたのが、9時49分。
なんと、朝食は22分で終了。可愛そうに、すきっ腹を抱え1度飛
び去ります。


人に追われる直前、このように波打ち際に立って飛び去る準備
をします。


再び、野島に飛来する時間を予想し、11時30分ごろ水路に行くと
、人がこんな感じで干潟にいます。当然鳥達が下りる場所はあり
ません。


で鳥達は "いずこに?"と探すと、こんな所に21羽固まっていました。
左上に鳥達、右下に外国人。この人と鳥の距離は普通はあり得
ない距離です。
この距離は、鳥達がお腹が空いて、どうしてもエサを食べたい時
に、飛び去らず、人が居なくなるのを待っている距離です。
10mも離れてやれば、餌を取り始めるのですが。


20分ほど見ていたら、3回飛んで逃げ、水路を一周してまたこの
場所に戻ってきます。何処に行っても人で降りれず、と言ってお
腹が空いているので、休憩所に戻れず、またここに来ざるを得
ないのです。


可愛そうですが、こんな風に指をくわえて待ってもらうしかありま
せん。人が居なくなるまで。


人が来る前はこのようにゆったりとお食事をします。


時々上空を警戒して固まります。この警戒姿勢をよく見ますが、
猛禽が襲ってきたのは1度しか見たことがありません。
野島水路はとても安全な餌場です。


もう1枚。人が居ない時の写真。こんなにゆったりと暮らしてい
ます。野島はとても狭い干潟です。でも、ゴールデンウィークは、
鳥と人とが共存できないのです。



野島水路の道路問題についてはここをクリックしてください。
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のらくら鳥見日記
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